伊勢崎市民病院は、ペインクリニック学会指定研修施設です。
日本ペインクリニック学会専門医1名
外来での治療が困難な場合には、入院していただきレントゲン透視下ブロック、高周波熱凝固療術など高度な治療も行います。
椎間板ヘルニア、変形性脊椎症などの痛みには、神経根ブロックや椎間関節ブロックが有効です。手足の血行障害に伴う痛みには、交感神経節ブロックが有効です。内臓の癌による上腹部や背中の痛みには、腹腔神経叢ブロックが有効です。難治性疼痛にも神経ブロックが有効です。
以上のような治療法は、レントゲン透視装置を用いて行いますが、当科ではこのような治療法を得意としています。
また、最近では外来での神経ブロックが安全で確実に行えるよう、超音波エコー装置を用いたエコーガイド下の神経ブロックを行い、患者さんのご負担を減らすよう努めております。
神経ブロック等の件数はこちら[診療実績のページ]
当病院の2021年度の手術件数は4,336件、全身麻酔件数は2,483件です。
麻酔科は8名(日本麻酔科学会指導医4名、麻酔標榜医4名)のスタッフで、そのうちの3,510件の麻酔管理を行っています。
手術の麻酔を安全に行うこと。そして、術後の痛みをできるだけ軽くすることを目指しております。
手術後の痛みを軽減する方法として持続硬膜外鎮痛法と持続静脈内鎮痛法があります。どちらの場合も患者さんが痛みに応じて自分で調節できるPCA(patient-controlled analgesia)という装置を使用します。またこれらの方法を用いない場合でも神経ブロックや鎮痛剤を積極的に用いてできるだけ痛みの軽減を図ります。また、最近ではエコーガイド下の神経ブロックも積極的に行い、より一層優れた術後鎮痛を目指しています。
医師 | 常勤医8名 |
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専門医 | 日本麻酔科学会指導医 日本麻酔科学会専門医 日本麻酔科学会標榜医 日本ペインクリニック学会専門医 日本心臓血管麻酔学会JB-POT認定医 |
月・火・水・木・金(すべて午前のみ)
腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、ギックリ腰などの腰や下肢の痛み。
頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症、五十肩、寝違えなどの首や肩、上肢の痛み。
帯状疱疹や帯状疱疹後の神経痛。
片頭痛、三叉神経痛などの頭部顔面の痛み。
以上のような痛みの疾患に対し、神経ブロック療法、薬物療法、理学療法などを併用して治療しています。
また、痛みの疾患以外では顔面痙攣、斜頚、腋窩多汗症に対しボトックス療法を行っています。