初期臨床研修

病院長からのメッセージ


 初期研修で重要なことは、専門性のある様々な上級医の指導のもとで、いかに多くの経験を積めるかということです。伊勢崎市民病院はこのような環境を提供できる病院であり、当院で研修する最大のメリットはこの点にあると思います。

 

伊勢崎市民病院の研修プログラムの特徴は以下の4つです。

1. 内科研修は1年次の24週(6か月)と2年次の12週(3か月)の計36週(9か月)

2. 外科研修は1年次に8週(2か月)

3. 救急外来の初療を1年次と2年次研修医のペアで2年間

4. 選択研修は2年次に32週(8か月)

 

 内科と外科の研修はすべての診療科の基礎となるものであり、初期研修の骨格ともいうべき分野です。このため、伊勢崎市民病院のプログラムではこれらの診療科の研修に充分な期間を設けています。また、2年次に再度内科研修を行うことで、入院患者の確かな診療能力を習得できます。

 

 救急医療研修では、初療を行うという責任ある立場で、指導医とともに2年間継続的に研修します。伊勢崎市民病院の救急患者は極めて多様であり、充実した研修が可能です。毎週開かれる研修医カンファレンスでは、2年次研修医が救急症例をproblem‐oriented形式で発表し、研修医が互いに知識の整理と定着に役立てています。研修終了時には、ひとりで2次救急患者の初療を行えるようになるでしょう。

 

 選択期間には伊勢崎市民病院の14の診療科のほか、群馬大学病院の診療科を選択できます(当院にない診療科の場合、8週(2か月間)まで)。伊勢崎市民病院は手術支援ロボット「ダヴィンチ」や「ハイブリッド手術室」を擁しており、外科治療分野でも先進的な医療を展開しています。このような外科系診療科を選択できるのも魅力だと思います。


伊勢崎市民病院長 小林 裕幸



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