先輩からのメッセージ（Ⅰ）

「初期臨床研修」の目次

伊勢崎市民病院で良かった！

　僕は研修病院選びにあたって、「初期研修が終了する頃には、救急外来で経験する一通りの疾患に対応できるようになる」ということを目標にしていました。その点、当病院での研修を行ったことは正解であったと、自信を持って言うことができます。

　まず第一に、研修医が様々なことを任せてもらえるという点です。当病院では救急外来でのファーストタッチは基本的に研修医が行い、検査・治療方針まで自分たちで立てます。それだけではなく、入院時の初期対応までしっかりと学ぶことができるという点は、当院の強みであると考えています。

　また二次救急病院ではありますが比較的広い地域の医療を担っており、もちろん忙しいこともありますが、軽症から重症まで、かなり幅の広い疾患を経験することができます。

　
　しかしそういったことを聞くと不安になってくるのが、「全部自分たちで判断しなければいけないのか？」ということだと思います。ご安心ください。当病院では、方針の決定の際には上級医に相談することとなっています。上級医の先生方は優しい方ばかりで、研修医の意見・方針を尊重しつつ適切なアドバイスをいただけます。時にはこちらから連絡する前にオーダーされている検査を確認し、必要な検査の指示をくださる、なんてこともあります。そしてひと段落した際には、フィードバックもこまめにいただくことができます。

　
　もちろん救急外来以外の場面でも指導医の手厚い指導を受けることができ、臨床的思考法だけでなく手技面でも様々な経験をさせてもらえます。手術等への参加はもちろん、中心静脈カテーテル挿入の講習プログラム等、しっかりとした知識を持った上での実践が行えます。

　
　そんな安心できる環境で、かつ主体となって診療に関われる初期研修は本当に貴重なものだと思います。今でも「伊勢崎市民病院で初期研修をやってよかった」と思うことが多く、初期研修病院を選び直していいと言われても、僕は当院での初期研修を選択します。

　
　そんな当院で、皆様とお会いできるのを楽しみにしています！